岩手【マイルCS南部杯】三嶋牧場生産メイショウハチローがV 福永祐一調教師はJpnⅠ初制覇!

 10月12日、岩手競馬の最大イベント・第39回マイルチャンピオンシップ南部杯(JpnⅠ、1着賞金8000万円)が盛岡ダート1600mを舞台に行われた。今年はJRA7頭、地元岩手4頭の計11頭。

 優勝はメイショウハチロー(牡4、父シニスターミニスター、母メイショウミハル=ダイワメジャー、浦河・三嶋牧場生産、馬主・松本好隆氏)。3勝クラスを卒業直後、GⅢ東海ステークスへ挑戦し、強じんな粘りを発揮して2着を確保。続いて南部杯へ駒を進めた。

 レースはストレングスの逃げで始まり、2番手にぺリエール、3番手にヒロシクン、メイショウハチローは4番手インを追走。5番手大外にルクソールカフェ、先団グループの後ろに1番人気ウィルソンテソーロ。離れてレーベンスティール、スタートで後手を踏んだキタノズエッジは内に進路を取り、8番手につけた。

 前半3ハロンが35秒8、1000mを59秒2で通過。昨年は58秒3だから明らかにスローの流れ。ストレングスがマイペースに持ち込み、勝負どころの3コーナーから徐々にピッチを上げた。メイショウハチローは終始、好位インを進み、外に出すタイミングをうかがっていたが、4コーナーでぺリエールが一杯になった瞬間を見逃さなかった。直線を向いてメイショウハチローは外からじわじわと差を詰め、残り50mでストレングスを交わして快勝。吉原寛人騎手は会心のガッツポーズでゴール板を通過した。

 福永祐一調教師「いいスタートを取れなかったが、ジョッキーのリカバリーがすばらしかった。長距離輸送もクリアして、いい走りをしてくれた。成長曲線ではまだだが、今日はすべてが完ぺきの内容だった。ここを勝ったことで今後の選択が自由にできるのが大きい。来年のフェブラリーSが一番の目標。JBCを使うかどうかは状態次第になると思う」

 同調教師は騎手時代に15年ベストウォーリア、22年カフェファラオで2度優勝。騎手、調教師で南部杯を制するのは初の快挙だった。

 当日の総売り上げは22億3442万5900円、南部杯が18億1615万1200円。準メイン11Rトパーズカップで競走除外による返還が約8000万円も影響して思ったほどの数字ではなかったが、入場者数が前年より1000人以上もアップして1万494名。当然といえば当然だが、今年一番の盛り上がりを見せた。