米GIジョッキークラブゴールドC覇者アンティクエリアンが日本で種牡馬入り アロースタッドで供用へ

㈱ ジェイエスは9月18日、25年米GⅠジョッキークラブゴールドカップを制したアンティクエリアン(5歳、父プリザベーショニスト、母ライフタイムメモリー=イスタン、米国産)の導入を発表した。27年シーズンからアロースタッドで種牡馬として供用される。
アンティクエリアンは3歳1月から5歳8月まで走り、通算成績は14戦5勝。重賞を3勝した。初タイトルはピーターパンS(GⅢ)で、次走のベルモントS(GⅠ)は5着。その後、GⅢとGⅡで2着を続け、ジョッキークラブゴールドカップ(GⅠ)に出走。24年のBCクラシック覇者シエラレオーネの猛追をしのぎ、GⅠ馬になった。
今シーズンは初戦のウェストチェスターS(GⅢ)を快勝し、メトロポリタンHCで2個目のGⅠタイトルを狙うもナイソスの4着。8月のホイットニーステークス(GⅠ)でソヴリンティの3着後に、左球節下部に軽度の故障が見つかり、現役を引退した。

父のプリザベーショニストはアーチの産駒で、クリスエス、ロベルトへとつながる日本でも馴染みのある父系。現役時代はGⅠウッドワードSを含め6勝した。種牡馬入りは20年シーズンからで、昨年韓国へ移動。同年7月に死亡したという。今年は産駒のピーチタイ(牝3)とブリングザスモーク(騸4)が重賞ウイナーとなった他、GⅢ勝ちの実績があるチャンクオブゴールドが、フォーエバーヤングが勝ったジョッキークラブゴールドCに出走を予定していた。アンティクエリアンは同馬産駒初のグレード競走勝ち馬だった。
母系は祖母、3代母が北米の芝重賞ウイナーで、半妹フォンドリー(父アップスタート)は、米GⅢ勝ち含め5戦3勝。母の父イスタンの代表産駒であるストリートバンドは、日本に繁殖として輸入され、4歳のスニーカースキル(牝)が3勝、3歳のリアンドゥクール(同)が2勝。2歳のコントレイルの牡駒はセレクトセール1歳で1億2500万円、1歳のサートゥルナーリアの牝駒は、同7000万円で落札されている。
㈱ジェイエスでは「雄大でバランスの取れた馬体に加え、トップクラスを相手に発揮したスピードと持続力は、種牡馬としても大きな魅力です。ロベルト系は日本競馬との相性が良くエピファネイア、エフフォーリアのラインや本馬同様アーチを2代父にするナダルなど活躍種牡馬が多数います。日本の生産界に新たな可能性をもたらしてくれるものと期待しております」とコメントしている。
アロースタッドへの入厩は10月下旬を予定。種付け条件は後日発表される。