2025表彰馬 2歳最優秀馬&最優秀牝馬 T.Mファーム合同会社生産セイクリスティーナ

 1月19日、盛岡競馬場内の会議室で「2025年度 岩手競馬年度代表馬等選考委員会」が行われ、今年度“岩手競馬の顔”はサクラトップキッドに決定した。

 選考委員は以下のとおり。IBC岩手放送・加藤久智氏(選考委員長)、テレビ岩手・中村太一氏、岩手めんこいテレビ・高橋雄斗氏、IAT岩手朝日テレビ・村木翔太郎氏、岩手日報・鈴木弘樹氏、岩手日日新聞・佐藤浩氏、胆江日日新聞社・小川原博信氏、エフエム岩手・舘澤徳寿氏、栄冠社・大場康晴氏、勝ちそーチャンネル・松尾康司。

2歳最優秀馬&最優秀牝馬 T.Mファーム合同会社生産
セイクリスティーナ

 ◇2歳最優秀馬・最優秀牝馬 セイクリスティーナ(牝、父タリスマニック、母グロワールポン=オルフェーヴル、浦河・T.Mファーム合同会社生産、馬主・金田成基氏、佐々木由則厩舎) 対象となったのは重賞4勝セイクリスティーナ、ビギナーズカップを圧勝したレジェンドバローズ、ネクストスター盛岡を制したラウダーティオの3頭。レイティング比較では3戦3勝レジェンドバローズが上位との意見もあったが、ビギナーズC後、脚部不安を発生して戦列離脱。

 対するセイクリスティーナは芝重賞2勝、ダート重賞2勝。牝馬交流・プリンセスカップで岩手最先着を果たし、東京2歳優駿牝馬(大井)で5着入線するなど年間を通して活躍。全員一致でセイクリスティーナが2歳最優秀馬に選出された。

 最優秀牝馬は、各委員が推薦したのがミニアチュール、ミナトミナイト、セイクリスティーナの3頭。ミニアチュールは昨年、牝馬重賞・フェアリーカップの1勝のみだったが、一線級がそろったシアンモア記念3着、一條記念みちのく大賞典3着。牡馬相手にも互角の戦いを続けた。ミナトミナイトは2歳時未勝利に終わったが、3歳時に4勝。岩手牝馬クラシック・ひまわり賞(オークス)、オータムティアラの二冠を獲得した。

 挙手の結果はミナトミナイト1票、ミニアチュール3票、セイクリスティーナ5票。セイクリスティーナが2歳最優秀馬に続いて最優秀牝馬にも選ばれた。

3歳最優秀馬 金石牧場生産
リケアカプチーノ

 ◇3歳最優秀馬 リケアカプチーノ(牡、父トランセンド、母ブラウンテヌート=シンボリクリスエス、浦河・金石牧場生産、馬主・稲場澄氏、菅原勲厩舎) 各委員とも異論なくリケアカプチーノを推薦した。8戦5勝2着3回の成績で高知から転入。岩手クラシック一冠目・ダイヤモンドカップはシーソーゲーム(大井)の2着に敗れたが、二冠目・東北優駿を圧勝。続いて岩手古馬の最高峰・一條記念みちのく大賞典へ挑戦。2連覇を狙ったヒロシクンとのマッチレースに持ち込んでハナ差先着。3歳馬では史上初の快挙を果たした。秋以降も3歳重賞・トパーズカップを完勝し、北國王冠(金沢)3着、北上川大賞典2着、桐花賞2着。世代トップを独走した。

年度代表馬&4歳以上最優秀馬 細川農場生産
サクラトップキッド

 ◇年度代表馬・4歳以上最優秀馬 サクラトップキッド(牡4、父ビーチパトロール、母サクラトップクイン=ジャングルポケット、新冠・細川農場生産、馬主・㈱トップフェロウ、伊藤和忍厩舎) 4歳以上最優秀牡馬の対象馬はヒロシクン、サクラトップキッドの2頭。ヒロシクンは春のマイル重賞・赤松杯、シアンモア記念を連勝。一條記念みちのく大賞典は2着に惜敗したが、青藍賞で2連覇を達成。シーズン3戦で前年の年度代表馬フジユージーンの追撃を完封した。

 サクラトップキッドは距離適性を考え、あすなろ賞(盛岡ダート1800m)から始動して3着。続く一條記念みちのく大賞典5着からJpnⅢ・マーキュリーカップへ挑戦。9番人気の低評価を覆して4着に健闘した。その後、金沢2戦(白山大賞典7着、北國王冠6着)を使って帰郷。岩手競馬最長距離重賞・北上川大賞典で鮮やかな逃げ切りを決め、桐花賞ではリケアカプチーノを2着に退けて快勝。重賞2連勝を果たした。

 ヒロシクンの重賞3勝、獲得賞金を評価したいとの意見もあったが、サクラトップキッドは重賞2勝ながらヒロシクン、リケアカプチーノと直接対決となった桐花賞を優勝。マーキュリーカップ4着も光った。挙手の結果、サクラトップキッドが満票で選出された。年度代表馬は、サクラトップキッドを推す委員6票、リケアカプチーノ3票の結果から、4歳以上最優秀馬に選出されたサクラトップキッドに決定した。

最優秀ターフホース 川向高橋育成牧場生産
シャイニーロック

 ◇最優秀ターフホース シャイニーロック(牡9、父ベルシャザール、母ノードラメール=ロックオブジブラルタル、平取・川向高橋育成牧場生産、馬主・小林昌志氏、佐々木由則厩舎) ノミネートされたのはシャイニーロック、セイクリスティーナの2頭。シャイニーロックは名古屋A級から転入。最下級C2編入にも恵まれてダート6戦5勝後、芝重賞・いしがきマイラーズへ格下から挑戦、6馬身差で圧勝し、芝交流・OROカップも完勝。中央ダート3勝、芝2勝の底力を見せつけた。

 セイクリスティーナは2歳芝交流・ジュニアグランプリ、トライアル・若鮎賞と芝重賞2連勝。他にダート重賞でも2勝を挙げ、芝ダート二刀流で活躍した。

 こちらもシャイーニーロックが満票での選出。5回ぶりのOROカップ(昨年度は走路悪化のため取りやめ)で岩手勢優勝をもたらしたことも評価された。

最優秀短距離馬 英国産
ウラヤ

 ◇最優秀短距離馬 ウラヤ(牡6、父ニューアプローチ、母ワディ=パイロ、英国産、馬主・鈴木雅俊氏、畠山信一厩舎) 早池峰スーパースプリント、岩鷲賞を制したエイシントルペード、絆カップ2連覇を果たしたウラヤを推薦する委員が真っ二つに分かれたが、年間3勝2着2回、JpnⅢ・クラスターカップで岩手最先着6着を確保したウラヤが5票。わずか1票差で最優秀短距離馬に選出された。

 以上の年度代表馬、各最優秀馬、2025シーズンを通じて活躍した騎手・厩舎関係者等の栄誉を讃える『2025 IWATE KEIBA AWARDS』授賞式・交流会は2月16日、ホテルメトロポリタン盛岡NEW WINGメトロポリタンホールを会場に行われる。

※年齢は25年12月31日現在