【オータムセール2026】前年上回る売却率76.3%!北海道市場の年間売却総額は過去最高の173億5640万円

 今年最後の1歳馬せりとなる北海道市場オータムセール2026が10月13、14日に北海道市場で開催された。2日間で346頭(牡138、牝208)が上場され、264頭(牡114、牝150)が落札された。売却率は前年比4.43%増の76.30%。売却総額は7億9380万円で、前年から1億4380万円減少した。今年の北海道市場5市場の売却総額は173億5640万円となり過去最高を更新した。(金額は税別)


 初日は好天だったが、2日目は一転し朝から強い雨に見舞われた。気象庁の静内観測地点では午前中に18.5ミリの降水を記録。上場頭数(初日160頭、2日目186頭)の違いを考慮し、2日目の比較展示は前日より30分早い午前8時開始に設定していたが、購買者の会場入りは遅め。その雨も昼前に上がり、予定通り2日間の日程を終えた。

 上場新規馬による初日の売却率は80.00%を記録し、前年を5.43%上回った。上場番号28番メジロコウミョウ2025(牝、父ルヴァンスレーヴ、販売申込者・㈱レイクヴィラファーム)が京都府の㈱イー・ヴィ・アイに1650万円で落札され2日間通しての最高価格になった。初日は同馬を含め6頭が1000万円超で落札された。古川雅且市場長は「上場適期を訴え、せりを選んで上場するようにアナウンスしてきた効果が出てきたと思います。1000万円を超える馬も出て良い馬は売れる、無理にサマー、セプテンバーに出さなくても高く売れるということが実証できたと思います」と述べた。2日目の売却率は73.1%で前年比3.12%増。古川市場長は「昨年を上回り良かったと思います」と評価した。

 今年の北海道市場は5月のトレーニングセールから始まり、オータムセールまでの5市場で、いずれも売却率75%超えとなった。セレクションセールは過去2番目の89.97%、サマーセールは過去最高を更新する82.87%を記録した。

 全5市場の上場頭数は2721頭で、前年より83頭減少した一方、売却頭数は17頭増の2203頭。年間売却率は前年の77.96%から80.96%に上昇した。売却総額は前年比5億7170万円増、3.41%の伸びとなった。購買登録者数の合計は5953人で、前年比272人増、オンライン登録者数も377人で32人増となった。JRA、NARの好調な売り上げもあり、せりでの購買希望者は右肩上がりに推移している。

 年間売上レコードについて古川市場長は「いい馬をせりに出していただいたのが一番だと思っています。せりでいい馬が買えるということが定着してきました。活躍馬が出れば、またせりに来ていただけるという好循環が期待できる」と語る。27年に向け「購買者が参加しやすいせりにしたい」と今年同様利便性を念頭に、市場委員会で検討するという。