新ひだかで今村聖奈騎手トークショー オークス優勝ジュウリョクピエロの故郷に登場!生産者の飛野氏と喜び新たに

 今春のオークスでジュウリョクピエロ(父オルフェーヴル、母ハッピーヴァリュー=ゼンノロブロイ、新ひだか・飛野牧場生産、馬主・近藤健介氏、栗東・寺島良厩舎)に騎乗し日本人女性騎手初のJRA・GⅠ制覇を果たした今村聖奈騎手のトークイベントが9月28日、新ひだか町で行われた。

 今村騎手は阪神での騎乗を終え、寺島調教師は中山での出走馬臨場を終えて北海道入り。トークイベントに先駆け、旧JR静内駅にある観光情報センターぽっぽで、オークスで今村騎手が右手を突き上げたシーンの大型パネルのお披露目イベントに参加。飛野牧場の飛野正昭代表らとテープカットを行った。その後、日本軽種馬協会静内種馬場を訪問し、研修生の調教騎乗を見学した。

 午後6時からのトークイベントには約250人の観客が詰めかけた。1時間のトークで、今村騎手は後方から突き抜けたオークスを振り返り「東京は広いコースですが、アドバイスもいただいて道中最後方にならないことだけは意識しました。前を見ると(武)豊さんのアランカールが左前にいてちょうどいいなあ、横にはレーンさんのラフターラインズがいて、すごくいいなあと思いました。有力馬が近くにいるのは競馬がしやすい、焦らない目標になりました」と強心臓ぶりを明かした。飛野代表は「直線では世界の有名騎手、ルメールとレーンの間を割って抜け出したんだからね。すごいことをやってのけた」と歓喜をよみがえらせた。

 トーク後半ではファンからの質問コーナーも設けられた。騎手を目指す上で取り組んだほうが良いトレーニングを聞かれると、「柔軟です」と即答。「1日5分でも良いので、ストレッチで体を動かすことはすごく大事です」と伝えた。

 ジュウリョクピエロについて寺島調教師は「体は成長しています」。今村騎手も「身長が伸びた。お姉さんになった感じです」と話した。秋初戦に予定していた秋華賞は回避することが決まったが、大事には至らず目標をエリザベス女王杯に切り替え運動を再開している。

 イベントの最後には、鞭と鞍の形のポーチが飛野代表から今村騎手に贈られ、ファンから拍手を浴びた。多忙な時間を過ごしながらも「オークスから月日がたって、今でもたくさんの人に祝福してもらえるということで、やはりすごいことなんだなと思います。馬の町にもこうして来ることはなかなかできないと思いますので、すごい意味のあることだと実感しています」と感想を述べた。