2歳がもう古馬と対戦!グランド牧場生産のクスダマが格付初戦で2着

 2歳のクスダマ(牡、父ヘンリーバローズ、母リアルアーネスト=コンソリデーター、新ひだか・グランド牧場生産、馬主・内田玄祥氏、雑賀正光厩舎)が、12月6日5R・C3─10組(1300m)に出走した。2歳馬が3歳以上を相手に走るのは、高知の番組編成要領に沿ったもの。クスダマは直線で追い上げ2着に入線した。デビューから8戦し1勝2着7回と連対率は100%。年長馬との対戦を糧に、12月28日の2歳チャンピオン決定戦・高知市長賞典第47回金の鞍賞(1着賞金800万円、1400m)制覇を目指す。


 クスダマは6月15日の2歳新馬戦から4戦連続2着の後、5戦目のJRA認定潮菊特別(1着賞金400万円、1400m、10月4日)で初勝利を挙げた。6戦目には重賞ネクストスター高知に出走し、破格のタイムで新馬戦を制し大物との呼び声高いエンドレステイル(牝、打越勇児厩舎)の2着に好走。1勝にとどまっているが、2着時も0秒1の小差が3度もある。馬場状態や展開不問の堅実さで本賞金を獲得し、同時にクラス編成を決める番組賞金を上積みしてきた。

 2歳秋以降のこの時期に3歳や4歳以上との対戦が実現するのは、高知競馬の番組編成ならでは。2、3歳馬は番組賞金が100万円に達した場合、その番組賞金に応じた一般格に編入される。クスダマは条件をクリアし、C3下(番組賞金180万円以下)格付けとなった。今後は重賞または準重賞を除き、3歳(2歳)格のレースには出走できない。

 6日のレースは最年長8歳までの11頭立てで行われ、ただ1頭の2歳クスダマは単勝2番人気の支持を集めた。1番枠で道中は3歳牝馬アーベントゾンネと並んで5、6番手を追走。4コーナーから直線入口にかけて外に持ち出し、直線は大外へ。先に抜け出していたアーベントゾンネに4分の3馬身差まで迫ったところがゴールだった。3度目の0秒1差惜敗だったが、ラスト3Fはメンバー中2位タイとなる40秒3の末脚を使った。

 早い時期に古馬と戦うような馬は、当然だが同世代の力量上位馬がほとんど。20年には、高知デビューの生え抜き2頭が2歳で一般格付けされ活躍した。ハルノインパクトは、2歳の9月22日に一般格付けとなりC3─14組で1着。その後、黒潮ジュニアチャンピオンを制覇し金の鞍賞で2着。3歳時には黒潮皐月賞と高知優駿を制し二冠を達成した。黒潮菊花賞は2着だったが高知クラシックの主役を張った。2歳の11月23日が一般格付け初戦となったブラックマンバはC3─16組で勝利。その後は金の鞍賞を制し、ハルノインパクトの好敵手として高知のクラシック戦線を盛り上げた。

 21年には門別から移籍したガルボマンボが、11月20日の転入初戦でC3─13組に出走。2戦目で古馬相手に勝利を挙げた。翌年、高知優駿、黒潮菊花賞を制し、年末にはグランプリ高知県知事賞を制覇した。同年、同じく門別から転入したヴェレノは12月18日の初戦でC3─13組に編成され1着。黒潮皐月賞と佐賀のロータスクラウン賞で優勝し、高知優駿と黒潮菊花賞ではガルボマンボの2着に入着している。